Cute animals Museum

生きものを愛するアーチスト マツダケンが描く!CAMのメインビジュアルアート

描かれた絵はかわいい生きものミュージアムに実際にいる動物たち!

マツダケン氏がCAMのメインビジュアルを描くにあたり、実際に館内に展示される動物たちを観察して、一羽一羽、一匹一匹を丁寧にデッサンしました。マツダ氏が見つめる眼差しは生きものに対する敬愛の念が溢れており、その想いが画面いっぱいに溢れています。

マツダ ケン KEN MATSUDAとは?

1990年生まれ、鳥取県米子市出身、ペンと水彩絵具で動物の共生をメインテーマに創作を行う画家であり、美術経験がないながらも感性と経験を頼りに、絵がいかにして生き物の活力を引き出すかを課題とし作品制作をしています。市役所を辞職し、2019年より拠点を関東に移し、本格的に制作活動を開始しました。 2020年11月に「マツダケン塗り絵集」を出版。2021年7月には米子市美術館で個展「みちわるもの」、2024年に銀座・和光にて「マツダケンの世界展」を開催して成功を収めました。
関東進出の当初に英国アンティーク博物館の土橋館長と出会い、生きもの好き同士が意気投合。今回、本物の生きものとアートをコラボさせた「かわいい生きものミュージアム」のメインポスターを手掛けることになりました。

鎌倉市の花「リンドウ」と英国の花「バラ」

CAMのメインビジュアルに、鎌倉市の花リンドウと英国の国花バラが描かれています。
かわいい生きものミュージアム「CAM鎌倉」は、生きものとアートと英国アンティークを融合するというコンセプトです。そこでマツダケン氏のアイデアでリンドウとバラが描かれました。
リンドウは、秋に紫の花を咲かせる多年草で、花言葉は、「正義感」「誠実」「貞淑」「正義」「満ちた自信」などです。鎌倉市の市章はリンドウの葉と花を図案化したもので、藤原時代に貴族の衣服の文様として用いられ、鎌倉幕府を樹立した源頼朝の家紋ともいわれています。
一方、バラは、英国で15世紀に起きた「薔薇戦争」の際に、ランカスター王家とヨーク王家の紋章として使われていた赤バラと白バラが統合されてチューダーローズとなり、国花として採用されました。

シロフクロウのロビンが主役に!

メインビジュアルの中心に描かれたのは、英国アンティーク博物館BAM鎌倉の館長の相棒「ロビン」君。愛らしいまんまるの大きな目が描かれ、いまにも鳴き声が聞こえてきそうな迫力です。ちなみに鳴き声はホーホーではなく、チュルルーと高い可愛らしい声です。描かれたロビン君は、真っ白な頭部にわずかに黒い斑点があるので、まだ若いオスのシロフクロウであることわかります。

世界一大きくなるフレミッシュジャイアントのマツコは絵画の右上にいます

フレミッシュ・ジャイアントとはイエウサギの中で最大の品種であり、平均体重は6.8キロですが最大のものは10キロを超える場合もあります。とっても優しく穏やかなで人懐っこい性格で賢い雰囲気が絵画に表れています。

とっても大きなユーラシアワシミミズクのまさるは絵画の一番上にいます

ワシミミズクの中でも大型のフクロウで、体長は50~75cm、翼を広げると大きいもので1.8mにもなります。CAMにいる「まさる」は薄茶色に濃い茶褐色が混じり、立派な羽角と鮮明なオレンジ色の目が特徴的です。まさるは、ちょっと人見知りなので静かに見守ってください。

フクロモモンガのしらたまは、絵画の左側にいます

メインビジュアルに描かれたのは、カンガルーやコアラと同じ有袋類のフクロモモンガの「しらたま」です。目がまん丸で真っ黒で、体は真っ白、とっても可愛いけど夜行性で昼間は木の巣穴に隠れています。

ハリネズミのルルは、絵画の左側にいます

ハリネズミはモグラと同じ仲間で、ヨツユビハリネズミとナミハリネズミの2種類が知られています。絵画に描かれたのはアルビノで後ろ足の指が4本のヨツユビハリネズミの「ルル」ちゃんです。機嫌がいいと抱っこも可能ですが、機嫌を損ねるとシューシューと鳴いて背中の針を一斉に立てます。

エボシカメレオンのかめなしは、絵画の右側にいます

メインビジュアルの左側にひっそりと描かれたのは、カメレオンの「かめなし」です。頭部に大きく突起しているトサカが和装の烏帽子(えぼし)に似ていることからエボシカメレオンと呼ばれています。怒らせると口を大きく開けて威嚇音を出して威嚇行動を取ります。普段は木の上でじっと大好物のコウロギを待っていますので動いている姿を見れたらラッキーです。

絵画に隠れている動物たちを探索

かわいい生きものミュージアムにはここに描かれた動物たちが暮らしています。他にもエキゾティックアニマルで貴重なキンカジューやイグアナ、リチャードソンジリスなどがいますので、じっくりと観察してみてくださいね。かわいいフクロウとその仲間たちとの”ふれあい“も楽しんでください。