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🦉アフリカオオコノハズクとの生活:寿命、値段、飼い方のメリット・デメリットまで解説

アフリカオオコノハズクをペットとして迎えたいと考えているけれど、寿命や値段、飼いやすさ、そして後悔するポイントはないのか…気になっていませんか?
この記事では、アフリカオオコノハズクの飼育を検討している方に向けて、基本情報から飼育のメリット・デメリット、初心者にも分かりやすい飼育方法、さらには実際の飼い主の声まで、詳しく解説します。

アフリカオオコノハズクの基本情報:寿命、値段、特徴

1.1 寿命はどのくらい?

アフリカオオコノハズクの寿命は約10〜15年とされており、フクロウの中でも比較的長寿な種類です。適切な飼育と健康管理を行うことで、20年近く生きる個体も報告されています。

健康を維持するためには、バランスのとれた餌・適切な温湿度管理・ストレスをかけない生活環境が大切です。


1.2 値段の相場は?

アフリカオオコノハズクの価格は、おおよそ40万円〜50万円程度が相場です。色味や大きさ、性格(慣れ具合)、雛(ヒナ)〜成鳥かによって値段が変動します。

また、初期費用にはケージ代・止まり木・餌・保温器具などで+10〜15万円程度が必要です。


1.3 どんな特徴があるの?

  • 体長:約20〜25cm、体重:約200g前後
  • 目が大きく、羽角(耳のような羽)があり、フクロウらしい見た目
  • 有名な「威嚇時に体を細くする擬態ポーズ」で知られ、周囲への認識能力も高く感情表現が豊かです
  • 性格は比較的穏やかで、慣れると手や肩にも乗ってくれる個体も

アフリカオオコノハズクを飼育するメリット

2.1 小型で扱いやすい

フクロウの中では小型で、日常的な取り扱いや掃除がしやすく、初心者にも飼いやすいサイズ感です。


2.2 見た目の可愛さ・存在感

オレンジの大きな瞳とフサフサの羽、顔の周囲に広がる黒い輪郭がとても魅力的。ぬいぐるみのようなビジュアルに一目惚れする人も多数。


2.3 静かで集合住宅でも飼いやすい

基本的におとなしく、大声で鳴くことはほぼありません。
「クックッ」と小さく鳴く程度で、騒音トラブルになりにくい点も魅力です。


2.4 慣れると愛情深いパートナーに

個体差はあるものの、飼い主を覚え、名前を呼ぶと反応するようになる子も。
手乗り、肩乗りも可能で、深い信頼関係が築ける可能性があります。


飼育前に知っておくべきデメリット

3.1 餌のハードルが高い

アフリカオオコノハズクの主食は冷凍ヒヨコ、マウスやウズラなど。
これに抵抗がある人は、飼育が難しいと感じるかもしれません。
餌の保存や解凍も手間がかかります。


3.2 病院探しが大変

フクロウを診察できる動物病院が限られているため、事前に調べておく必要があります。
特に急な体調不良の際に、受け入れてもらえる病院があるかどうかは大切です。


3.3 感情表現が分かりづらいことも

フクロウは犬猫のように喜怒哀楽をわかりやすく表現しません。
慣れるまでの間、「懐かない」「無反応」と感じてしまい後悔する人もいるようです。

アフリカオオコノハズクの飼い方:初心者でも安心

4.1 飼育環境の整え方

  • ケージサイズ目安:60×45×60cm以上(鳥かごに入れる必要はない)
  • 小型ファルコンブロック(止まり木など)・ペットシート・新聞紙などを用意
  • 温度:18〜25℃を維持(エアコン管理が理想)
  • 直射日光やエアコンの直接風は避け、静かな環境を作る

4.2 食事の基本

エサは主に冷凍ヒヨコやウズラ、マウスを解凍して刻んで与えます。毎日の給餌が必要で、1日2回が理想です。大人になれば1日1回でOKな場合もありますが、個体差があります。ひよこ換算で1〜1.5羽程度を与え、ピンセットを使って、できるだけ自然な狩りの動作を模すように心がけましょう。

  • 主食:冷凍ヒヨコ、冷凍マウス、冷凍ウズラなど(
  • 水は常に新鮮なものを用意
  • ビタミン・カルシウムのサプリメントを月数回与える。
  • 食べ残しは放置しない(腐敗・臭いの原因になります)

4.3 コミュニケーションの取り方

  • 初めはそっと見守り、声をかける程度から
  • 手から餌を与えることで信頼関係を築ける
  • 無理に触らず、相手のペースに合わせて少しずつ慣らすことが重要です

雛(ヒナ)をお迎えする場合の注意点

  • 雛は保温・給餌・体調管理がシビア
  • 2週間以内の雛は、1日4-5回ほどの手からの給餌が必要
  • 初心者は1ヶ月以上経過した1日2回の給餌まで育った個体を選ぶのが無難
  • 小さな異変が命に関わるため、観察と対処に自信がない人に雛はおすすめしません

臭いの注意点と対策

• 体自体はほぼ無臭ですが、排泄物と餌の残りの匂いが主な原因
• 掃除の頻度:糞は毎日除去、ペットシートなどもできれば毎日交換
• 餌の食べ残しは長時間放置しないこと。
• 空気清浄機・消臭マット・新聞紙などで対応可能
• 放鳥時の糞対策に、掃除しやすいペットシートやビニールシートを活用する

飼育で後悔しないために:先輩飼い主の声

7.1 エキゾチック専門の動物病院を探しておこう

  • フクロウに詳しい獣医は少ないため、事前に通える病院を確保
  • 定期健康診断も可能であれば安心

7.2 思ったより出費がかかる

  • 月々の餌代・床材・ヒーター電気代など
  • 怪我や病気の治療は高額になるケースもあるため、ペット保険加入も検討の余地あり

7.3 鳥に慣れていない人には難しいことも

  • 羽ばたきや爪の鋭さに驚く人も
  • 「かわいい」だけで飼うとギャップを感じてしまうことも
  • 生き物への愛情と継続的な責任感が必要

まとめ:アフリカオオコノハズクとの素敵な生活のために

アフリカオオコノハズクは、その愛らしい外見と穏やかな性格、小型で扱いやすい点から、フクロウ初心者にも人気の高い種類です。
大きな瞳、表情豊かな顔つき、そして何より「擬態ポーズ」などのユニークな行動は、見ていて飽きることがありません。

また、比較的静かで飼いやすく、環境を整えれば集合住宅でも飼育が可能なのは大きなメリットです。
慣れてくれば手乗りや肩乗りもでき、名前を呼ぶと反応するようになるなど、深い信頼関係を築ける可能性もあります。

もちろん、冷凍マウスなどの餌への抵抗や医療体制の不安といった注意点もありますが、事前にしっかりと情報を集め、備えることで多くの問題はクリアできます。

アフリカオオコノハズクは、決して「お手軽」なペットではありません。
でも、その分だけ心を通わせたときの喜びや絆は深く、唯一無二の存在になってくれるでしょう。

この記事が、アフリカオオコノハズクとの生活を検討している方にとって、安心と希望を与える一歩になれば幸いです。
ぜひ、鎌倉のかわいい生きものミュージアムに会いに行って、目を合わせてみてください。あなたにとって特別な子と出会えるかもしれません。