
🦉モリフクロウとの生活:寿命、値段、飼い方のメリット・デメリットまで解説

モリフクロウをペットとして迎えたいけれど、寿命や値段、実際の飼育で後悔する点はないか気になっていませんか?
この記事では、モリフクロウの飼育を検討している方に向けて、知っておくべき基本情報から、飼育のメリット・デメリット、具体的な飼育方法、そして実際に飼育している人が感じる後悔ポイントまで、詳しく解説します。ペットショップでの選び方や、臭い対策、適切な環境作りについても触れていくので、ぜひ参考にしてください。
目次
モリフクロウの基本情報:寿命、値段、特徴

1.1 寿命はどのくらい?
モリフクロウの平均寿命は飼育下で10~20年と言われています。しかし、これはあくまで平均的な数値であり、飼育環境や個体差によって大きく変動する可能性があります。適切な飼育環境を整え、質の高い食事を与え、定期的な健康チェックを行うことで、寿命を延ばすことができるでしょう。
具体的には、清潔な飼育環境の維持、ストレスの少ない生活、バランスの取れた食事、適切な温度管理などが重要です。また、遺伝的な要因も寿命に影響を与えるため、信頼できるブリーダーから購入することも重要です。日々の観察を怠らず、少しでも異変を感じたら、早めに獣医さんに相談するようにしましょう。早期発見、早期治療が寿命を延ばす鍵となります。
1.2 値段の相場は?
モリフクロウの値段は、一般的に35万円~45万円前後とされています。小型種であるからといって、価格が安くなる訳ではありません。
購入を検討する際は、複数の店舗やブリーダーを比較検討し、納得のいく個体を選ぶようにしましょう。また、初期費用だけでなく、飼育に必要なケージや用品、餌代なども考慮に入れる必要があります。事前にしっかりと予算を立ててから購入を検討することをおすすめします。
1.3 どんな特徴があるの?
- 体長は32cm〜42cm程度
- 体重は400g〜600g程度
- ウラルアウルに似ていますが、モリフクロウの方がやや小型で瞳も大きいです。
- モリフクロウの羽毛は灰褐色系統か茶褐色系統に分かれます。ヨーロッパの雨の少ない寒冷地や北部では灰褐色系のカラーがよく見られます。逆に茶褐色系の個体は主に温暖かつ湿潤な環境に多く見られます。生息地はヨーロッパからアジアにかけてのユーラシア大陸まで広く、森林地帯に生息しています。
- おとなしくおっとりとしたマイペースな性格な上に、人懐こくとても人気があります。
モリフクロウを飼育するメリット

2.1おっとり人懐こい性格
中型のフクロウ達の中でも、特におとなしく人懐こいだけでなく、甘えん坊な一面もあります。 好奇心も旺盛なので少しいたずら好きかもしれません。おっとりしていてコミュニケーションも取りやすい、飼いやすい種と言えると思います。慣れてくればモリフクロウの方から羽繕いしてくれるかもしれません。
2.2 比較的コンパクトで扱いやすい
モリフクロウは中型種ではありますが、小型種に比べれば大きく、他の中型種に比べれば小さいので、丁度よい存在感と言えるかもしれません。場所もそれほど必要ありませんし、女性や子供さん、フクロウ飼育初心者の方でも扱いやすい種類です。人気種ですので比較的多くのお店で見る事ができるでしょう。
2.3見た目の愛らしさ
ころんとまあるい体、黑くてうるうるした大きな瞳にバリエーション豊かな美しい羽毛の色という誰しもが愛らしいと思う姿をしています。じっとしているとまるでぬいぐるみのように見えるかもしれません。
飼育前に知っておくべきデメリット

3.1体格の割に寿命は長い
モリフクロウは中型種と言えどさほど体格は大きくありません。それでも寿命は10~20年も生きるのです。長寿の生き物を飼育出来る環境を確保出来るか、終生飼育の覚悟が必要です。
3.2 夜行性である
モリフクロウは昼間も活動出来ますが、基本的に夜行性です。昼間はとても静かにしていたのに、夜になったら思っていたより動き回ったり鳴き声を出したり等するので、「イメージや考えていた生態と違う」という事にならないように夜行性である特徴をよく理解しましょう。 モリフクロウはあまり大きな声で鳴く種類ではありませんが、よく鳴く個体もおり、そこは個体差があります。環境にも左右されるでしょう。
3.3冷凍餌の扱い
モリフクロウは肉食の猛禽類と呼ばれる鳥です。餌は肉を与えますが、スーパーで売っているような精肉を与えるのではなく、ヒヨコやウズラ、またはマウス等の専用の冷凍餌を解凍して与えます。場合によっては捌いたりカットする必要もあります。このような冷凍餌の取り扱いが日常になる事をよく考えてみましょう。場合によっては餌用の冷凍庫や冷凍ストッカーを別に用意する必要があるかもしれません。
モリフクロウの飼い方:初心者でも安心

4.1 飼育環境の整え方
- 体が大きくない分、飼育スペースはそれほど取らなくても大丈夫です。とは言っても前後左右に翼を広げた時ぶつからないくらいのスペースは確保しましょう。ケージでの飼育は夜寝るときだけなど限定的にした方が望ましいです。ケージ飼育のみにしてしまうと、飼い主との距離ができてしまいます。放し飼いも事故の原因になりやすいですので、係留飼育が望ましいです。放鳥させたい時は必ず近くで様子を見るようにします。
- 係留用に止まり木を用意しましょう。モリフクロウの足の大きさに合わせて止まりやすく、倒してしまわない重量のある物を選びます。弓型のパーチや足元が平たいブロックタイプの物、丸太等があります。係留の際は結び方やロックをかける金具に注意しましょう。リードや足に付けている足革(アンクレット)や、それに続くジェス(アンクレットに繋がる革や紐)も定期的に交換が必要です。止まり木は転倒防止の為、高い場所に置くのは控えましょう。
- 温度と湿度の管理をしましょう。夏場は23~26度を目安に、冬場は18~25度を目安に管理します。どの季節も湿度は高くならないようにし、通年40~60%を目安にします。暑さに弱い性質のため室温が30度を超えないように充分配慮する必要があります。
- 直射日光が当たらず、風通しの良い場所で飼育し、定期的な水浴びをしてあげましょう。
- 爪と嘴は伸びてきますので、1カ月~1カ月半くらいのペースでメンテナンスする必要があります。伸ばしたままにしておくと血管が伸びすぎて少し切っただけでも出血する可能性があります。
4.2 食事の基本
モリフクロウの健康を維持するためには、適切な食事管理が不可欠です。モリフクロウは肉食の鳥類です。日々の食事は全て肉を与えますが、猛禽類専用の冷凍餌を解凍して与えます。主にマウスやヒヨコ、ウズラ等です。安心できる専門店から購入するようにしましょう。口がやや小さいので餌を一口大にカットして与えるのが望ましいです。生体購入した店に与え方の確認をしておきましょう。餌が生肉である以上、衛生管理には特に注意しなくてはなりません。長時間置き餌をしないように気を付けましょう。飲み水は入れ物を用意出来れば一番良いですが、ひっくり返さないような配慮が必要です。霧吹きで口元に定期的に水をかけてやる方法もあります。
- 主食:冷凍のヒヨコ、ウズラ、マウス
- 水は常に新鮮なものを用意
- 食べ残しは放置しない(腐敗・臭いの原因になります)
4.3 コミュニケーションの取り方
- 先ずは手渡しで餌を与える事から始めましょう。直接手で渡したりグローブの手から与えたりしてみてください。
- 手から餌を与えることで信頼関係を築けます。日々手から餌を与える事に慣れてきたなら、少しずつグローブで手に乗せる訓練が始められます。
- 無理に触らず、ふくろうのペースに合わせて少しずつ慣らすことが重要です。あまりじーっと見つめすぎてもモリフクロウに緊張を与えてしまいます。
臭いの注意点と対策

• 掃除の頻度:体は無臭ですが、糞や食べ残しの餌は臭います。糞は毎日除去、ペットシートなどもできれば毎日交換し、衛生的にしましょう。
• 餌の食べ残しは長時間放置しないこと。
• 空気清浄機・消臭マット・新聞紙・換気などで対応可能 •モリフクロウはトイレを覚えない為、放鳥した時の糞にも気を付けましょう。
飼育で後悔しないために:先輩飼い主の声

7.1 病院選びの重要性
- 猛禽類を専門とする病院を事前に探す
- インターネットやSNSなどを活用して、近隣のエキゾチックアニマル専門病院や猛禽類専門病院を調べてみる(鳥類は診察可能でも猛禽類は診れない病院も多いので注意が必要)
7.2 思ったより出費がかかる
- 月々の餌代、ペットシート代、床材代、光熱費、メンテナンス費用など
- 怪我や病気の治療は高額になるケースもあるため、ペット保険加入も検討の余地あり
7.3 その他の注意点
- 飼育スペースの周囲に余計な物は置かないようにします。誤飲等の事故の原因になるような物は避けましょう。
- ロスト(迷子)には充分注意しましょう。ドアや窓、網戸の開け閉め、係留の管理等にしっかり気を配りましょう。リードやアンクレット、金具の劣化により、紐や革が切れる等にも注意が必要です。
まとめ:モリフクロウとの素敵な生活のために

モリフクロウとの生活は、喜びと驚きに満ち溢れています。彼らの愛らしいしぐさや表情に我々は魅了されるでしょう。しかし、飼育には責任が伴い、決して容易ではありません。適切な飼育環境を整え、愛情を注ぎ、根気強く接することで、モリフクロウは素晴らしい家族となってくれるでしょう。 この記事が、モリフクロウとの生活を検討している方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。専門店や触れ合い可能な店などで実物を見て、実際に触れ合ってみるのも、良い経験になるでしょう。モリフクロウとの出会いが、あなたの人生をより豊かなものにしてくれることを願っています。