
🦉シベリアワシミミズクとの生活:寿命、値段、飼い方のメリット・デメリットまで解説

シベリアワシミミズクをペットとして迎えたいけれど、寿命や値段、実際の飼育で後悔する点はないか気になっていませんか?
この記事では、シベリアワシミミズクの飼育を検討している方に向けて、知っておくべき基本情報から、飼育のメリット・デメリット、具体的な飼育方法、そして実際に飼育している人が感じる後悔ポイントまで、詳しく解説します。ペットショップでの選び方や、臭い対策、適切な環境作りについても触れていくので、ぜひ参考にしてください。
目次
シベリアワシミミズクの基本情報:寿命、値段、特徴

1.1 寿命はどのくらい?
シベリアワシミミズクの平均寿命は飼育下で20~30年と言われています。しかし、これはあくまで平均的な数値であり、飼育環境や個体差によって大きく変動する可能性があります。適切な飼育環境を整え、質の高い食事を与え、定期的な健康チェックを行うことで、寿命を延ばすことができるでしょう。
具体的には、清潔な飼育環境の維持、ストレスの少ない生活、バランスの取れた食事、適切な温度管理などが重要です。また、遺伝的な要因も寿命に影響を与えるため、信頼できるブリーダーから購入することも重要です。日々の観察を怠らず、少しでも異変を感じたら、早めに獣医さんに相談するようにしましょう。早期発見、早期治療が寿命を延ばす鍵となります。
1.2 値段の相場は?
シベリアワシミミズクの値段は、一般的に60万円~100万円とされています。ハイホワイト等の特に白いタイプは高額になる傾向があります。この価格帯はペットショップやブリーダーによって異なり、個体の年齢や色、柄などによっても変動します。
購入を検討する際は、複数の店舗やブリーダーを比較検討し、納得のいく個体を選ぶようにしましょう。また、初期費用だけでなく、飼育に必要なケージや用品、餌代なども考慮に入れる必要があります。事前にしっかりと予算を立ててから購入を検討することをおすすめします。
1.3 どんな特徴があるの?
- 体長は58cm〜75cm程度
- 体重は1.4g〜4.6g程度
- ユーラシアワシミミズクの中で最北の亜種で、飼育出来る種の中では最大級になります。亜種の中では特に羽毛の色味が薄く、際立って白い個体もいます。
耳のように見える羽角(うかく)と呼ばれる角のような羽根はしっかり大きく、顔回りの顔盤(がんばん)と呼ばれるハート型の顔模様はやや薄めです。目はオレンジ色をしています。 大型種ですので、握力はとても強いです。よく慣れた個体は穏やかかつおおらかな性格をしています。慣れた飼育下の個体は強く握ることは殆どありませんが、取り扱いには充分注意が必要です。寿命も長い事を考慮しなくてはなりません。
シベリアワシミミズクを飼育するメリット

2.1最大級の大型種の迫力
飼育できるフクロウの中で最大級になる種ですので、その存在感や迫力を身近に感じる事ができます。大型種ならではの立派な体格を日々のふれあいの中で実感できるでしょう。
2.3美しい羽毛の色柄
シベリアワシミミズクは北に生息するユーラシアワシミミズクの亜種となりますので、体格だけでなく特徴的な羽毛を持っています。ユーラシア達より羽毛の色素は薄めで、個体によっては真っ白とまではいかずともかなり白い個体もいますので、希望の色味の個体を探すのも楽しみの一つと言えると思います。
2.4 寿命の長さ
フクロウ達猛禽類と言われる肉食の鳥の仲間達は、基本的に体の大きさに比例して長生きになります。無事故健康で天寿を全うすると仮定した場合、大型種のフクロウはかなり長生きとなりますので、互いの信頼関係がしっかり築けた後も長く一緒に暮らす事ができます。これは同時に長期飼育の覚悟が必要という意味ではデメリットにもなりうる可能性がありますが、長生きであるというのは家族として長く過ごす事ができるという点で大きなメリットでもあると言えるのではないでしょうか。
飼育前に知っておくべきデメリット

3.1大型種の取り扱いについて
メリットの項目でも触れた体格の大きい大型種であるシベリアワシミミズクは、その大きな体は魅力であると同時に、場合によっては危険になりうる可能性もあります。よく慣れた個体はおっとりとしておとなしいですが、本来は強い握力を持っています。手に乗せた時の重さもかなりあります。何かの拍子に掴まれてしまったりなどの事故には充分注意しましょう。
3.2 夜行性である
シベリアワシミミズクは昼間も活動出来ますが、基本的に夜行性です。昼間はとても静かにしていたのに、夜になったら思っていたより動き回ったり鳴き声を出したり等するので、「イメージや考えていた生態と違う」という事にならないように夜行性である特徴をよく理解しましょう。
発情期には大きな声で呼び鳴きする可能性もあります。
3.3 冷凍餌の扱い
シベリアワシミミズクは肉食の猛禽類と呼ばれる鳥です。餌は肉を与えますが、スーパーで売っているような精肉を与えるのではなく、ヒヨコやウズラ、またはマウス等の専用の冷凍餌を解凍して与えます。場合によっては捌いたりカットする必要もあります。このような冷凍餌の取り扱いが日常になる事をよく考えてみましょう。場合によっては餌用の冷凍庫や冷凍ストッカーを別に用意する必要があるかもしれません。
シベリアワシミミズクの飼い方:初心者でも安心

4.1 飼育環境の整え方
- 翼開長が約150~190㎝もあり、雌の方が体格がいいですので、大きさを充分考慮しなくてはなりません。周囲に物を置かないようにし、羽を傷つけないように気を配ります。ケージ飼育も同じ理由で羽を痛めてしまう恐れがありますので、あまりおすすめではありません。人と距離が出来てしまい慣れ難くなるデメリットもあります。放し飼いも事故の原因になりやすいですので、係留飼育が望ましいです。放鳥させたい時は必ず近くで様子を見るようにします。
- 係留用に止まり木を用意しましょう。シベリアワシミミズクの足の大きさに合わせて止まりやすく、倒してしまわない重量のある物を選びます。弓型のパーチや足元が平たいブロックタイプの物、丸太等があります。係留の際は結び方やロックをかける金具に注意しましょう。リードや足に付けている足革(アンクレット)や、それに続くジェス(アンクレットに繋がる革や紐)も定期的に交換が必要です。止まり木は転倒防止の為、高い場所に置くのは控えましょう。
- 温度と湿度の管理をしましょう。夏場は23~26度を目安に、冬場は18~25度を目安に管理します。どの季節も湿度は高くならないようにし、夏場37~60%、冬場45~60%を目安にします。暑さに弱い性質のため室温が30度を超えないように充分配慮する必要があります。
- 直射日光が当たらず、風通しの良い場所で飼育し、定期的な水浴びをしてやりましょう。
- 爪と嘴は伸びてきますので、1カ月~1カ月半くらいのペースでメンテナンスする必要があります。伸ばしたままにしておくと血管が伸びすぎて少し切っただけでも出血する可能性があります。大型種を個人でメンテナンスするのは難易度が高くなりますので、専門店に任せるのが無難でしょう。
4.2 食事の基本
シベリアワシミミズクの健康を維持するためには、適切な食事管理が不可欠です。シベリアワシミミズクは肉食の鳥類です。日々の食事は全て肉を与えますが、猛禽類専用の冷凍餌を解凍して与えます。主にマウスやヒヨコ、ウズラ等です。安心できる専門店から購入するようにしましょう。場合によってはカットして与えなくてはならない時もあります。生体購入した店に与え方の確認をしておきましょう。餌が生肉である以上、衛生管理には特に注意しなくてはなりません。長時間置き餌しないように気を付けましょう。飲み水は入れ物を用意出来れば一番良いですが、ひっくり返さないような配慮が必要です。霧吹きで口元に定期的に水をかけてやる方法もあります。
- 主食:冷凍のヒヨコ、ウズラ、マウス
- 水は常に新鮮なものを用意
- 食べ残しは放置しない(腐敗・臭いの原因になります)
4.3 コミュニケーションの取り方
- から与えたりしてみてください。
- 手から餌を与えることで信頼関係を築けます。日々手から餌を与える事に慣れてきたなら、少しずつグローブで手に乗せる訓練が始められます。
- 無理に触らず、相手のペースに合わせて少しずつ慣らすことが重要です。あまりじーっと見つめすぎてもシベリアワシミミズクに緊張を与えてしまいます。
臭いの注意点と対策

• 掃除の頻度:体は無臭ですが、糞や食べ残しの餌は臭います。糞は毎日除去、ペットシートなどもできれば毎日交換し、衛生的にしましょう。
• 餌の食べ残しは長時間放置しないこと。
• 空気清浄機・消臭マット・新聞紙・換気などで対応可能 •メンフクロウはトイレを覚えない為、放鳥した時の糞にも気を付けましょう。
飼育で後悔しないために:先輩飼い主の声

7.1 病院選びの重要性
- 猛禽類を専門とする病院を事前に探す
- インターネットやSNSなどを活用して、近隣のエキゾチックアニマル専門病院や猛禽類専門病院を調べてみる(鳥類は診察可能でも猛禽類は診れない病院も多いので注意が必要)
7.2 思ったより出費がかかる
- 月々の餌代、ペットシート代、床材代、光熱費、メンテナンス費用など
- 怪我や病気の治療は高額になるケースもあるため、ペット保険加入も検討の余地あり
7.3 その他の注意点
- 飼育スペースの周囲に余計な物は置かないようにします。誤飲等の事故の原因になるような物は避けましょう。
- ロスト(迷子)には充分注意しましょう。ドアや窓、網戸の開け閉め、係留の管理等にしっかり気を配りましょう。リードやアンクレットの劣化により、紐や革が切れる等にも注意が必要です。
まとめ:シベリアワシミミズクとの素敵な生活のために

シベリアワシミミズクとの生活は、喜びと驚きに満ち溢れています。彼らの堂々とした佇まいやおっとりと落ち着いた姿、そして夜間に見せるハンターらしいアクティブな一面に我々は魅了されるでしょう。しかし、飼育には責任が伴い、決して容易ではありません。適切な飼育環境を整え、愛情を注ぎ、根気強く接することで、シベリアワシミミズクは素晴らしい家族となってくれるでしょう。
この記事が、シベリアワシミミズクとの生活を検討している方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。専門店や触れ合い可能な店などで実物を見て、実際に触れ合ってみるのも、良い経験になるでしょう。シベリアワシミミズクとの出会いが、あなたの人生をより豊かなものにしてくれることを願っています。